入社2年目までは、名古屋営業所に勤務。塗料販売店を中心とした営業を担当し、加えて自動車メーカーからの依頼に対して、当社の塗料の提案営業も行っていました。その後、2019年の春までは本社に勤務。新たに立ち上がった部署で、英語が得意なことからアメリカの塗料メーカーに関る仕事に携わりました。

　現在所属する東京営業所では、耐熱塗料や潤滑塗料などの機能性塗料をメインに営業活動を行っています。自動車メーカーのお客様を中心に、耐熱塗料や潤滑塗料を必要とする部品に使用する塗料を販売。既存のお客様に対しての保守活動や、お客様から要望される新規案件に対しての提案営業が主な仕事です。
　当社の営業は、お客様のニーズ・課題を発掘し、ソリューションを提案していく課題解決型のスタイルです。ただ塗料を販売するのではなく、お客様と一緒にものづくりが出来るという事が当社で働く大きな魅力だと感じています。

　これまでの仕事の中で一番印象に残っているのは、本社勤務の際、新たに立ち上げた海外メーカーとの協業です。担当となった当初は、海外の企業とのやりとりの中で、文化の違いや仕事に対する考え方の違いに戸惑うことが多かったです。特に戸惑ったことは、スケジュールに関する感覚の違いです。1カ月半前から、日本のお客様にプレゼンをする資料を請求していたのですが、なかなか届かず、結局お客様に提出する1週間前に届きました。そこから早急に翻訳しなければならない、ということがあって…。あの時のことは今でもよく覚えています（笑）。また、お客様からの要望で塗料の改良を依頼しても、何の返答もないことは珍しくありません。こうした経験から、早め早めの打診を心がけるようになりました。さらに、海外の企業の担当者が来日した際には、一緒に食事をして交流を図るなど、信頼関係を築くことを重視しています。その結果、最近ではやりとりが格段にスムーズになりました。
　海外と国内の双方の仕事に携わることで、自社製品だけではなく、塗料の知識も身に付いて視野が広がり、結果として、現在の営業本部での業務の幅も広がってきたと感じています。多くのチャンスを若いうちから与えてくれるのが、当社の大きな特徴のひとつです。

　これまで自動車をはじめ、様々な製品に関わってきましたが、当社の仕事は、自動車、バイク、家電、調理機器、電子機器、工場設備など、多様な業界のお客様と関わることができますし、身近なものに使われているという点で、やりがいを実感できるものだと思います。今の希望は、入社の決め手でもあったバイクを担当することです。バイクは、自動車とは部品の点数も要求される内容もまったく異なります。いずれバイク部品の塗料の開発にまで踏み込んで携われたら嬉しいですね。またバイクの市場は東南アジアが多いので、得意の英語を生かしつつ、いずれ海外駐在という形での仕事にもチャレンジしたいと思っています。
　当社は、若いうちから大きな仕事を任せてくれる社風です。そして万全な体制で周囲がフォローしてくれますので、安心してチャレンジできます。それだけに、受け身ではなく自分から手を挙げて、やりたいことを主張できる人なら、やりがいのある仕事ができると思います。好奇心旺盛な方なら、幅広い業界の中から本当に自分がやりたい仕事、おもしろいと感じる仕事に出会えるチャンスはたくさんあると思います。